【WordCamp Kansai 2024】サポートフォーラムで貢献するコントリビュート

WordCamp Kansai 2024 Contributor Day に参加してきました。

今まで数多く仕事でWordPressを触ってきてはいたものの、コントリビューターとして貢献したことがなかったので、初のContributor Dayで初のコントリビュートを行って得られた知見のまとめと体験レポートです。

コントリビュートってなに?

コントリビュートとは「貢献」という意味で、WordPressのようなOSS(オープンソースソフトウェア)の界隈でいうと、実際に公開されているプログラムのバグを修正するプルリクエストを出したり、機能の追加要望をissueに出したりといった活動を指して使われることが多いです。

必ずしもプログラムを書く必要はない

前述のようなイメージでいると、プログラムを編集するだけの技術が必要で、敷居が高く感じられます。

しかし、実際には必ずしもプログラムを書く必要はなく、フォーラムに作成されたトピックにコメントするといったことでもコントリビュートになります。

フォーラムにコメントをするくらいであれば、誰でも簡単にコントリビュートができます。

WordPress.orgのサポートフォーラムでコントリビュート

WordCamp Kansai 2024 Contributor Day ではWordPressコミュニティに対するコントリビュートを行います。

今回実際に参加してきたコントリビュートジャンルは遠藤 進悟(たぬき)さんと浅川幸宣さんがテーブルリードとしてサポートしてもらえる「サポートフォーラムへのコメント」です。

サポートフォーラムにコメントするための準備

サポートフォーラムにコメントをするには「WordPress.orgのアカウント」が必要になります。

WordPress.orgのアカウント作成はこちらのリンクから作成が可能です。
アカウント作成が完了したらサポートフォーラムにログインしましょう。

このようにログインアカウントのメニューバーが表示されていればログインが完了です。

サポートフォーラムのトピックにコメントする

サポートフォーラムの一覧からコメントできそうだったり気になるカテゴリーや、未解決のトピック一覧からコメントできそうなトピックを探してコメントをしてコントリビュートしましょう。

続けるコツは「頑張りすぎない」こと

テーブルリードの方々からサポートフォーラムでコントリビュートを続けるコツは「頑張りすぎない」と教えてもらいました。

これはWordPress.orgのサポートフォーラムに限った話ではないと思いますが、フォーラムとはユーザー同士が困ったことに対して助け合いを行う場であって、問い合わせ窓口ではありません。

そのため、必ずしも正解となる回答をコメントする必要はなく、以下のような簡単なコメントだけでも十分ということです。

  • 質問者が問題を解決するためのヒントになるようなコメント
    • 必ずしも正解の解決策を提示しなくても良い
  • 解決できそうな人へ繋げる
    • 自分で解決できない場合は、知人の詳しい方やWordSlack等で有識者に繋げる
  • 似たような事例を紹介する
    • 他のトピックや外部サイトのフォーラムなどで似た事例のものがあれば参考として共有する
  • 更新が滞っているトピックでの声かけ
    • 長期間回答がされていないトピックへ「その後いかがでしょうか?」レベルの声かけをする

WordCamp Kansai 2024 Contributor Dayで達成できたこと

WordCamp Kansai 2024 Contributor Dayではコントリビュートする時間が約4時間ほどありました。

もくもくとサポートフォーラムでコメントを続けた結果、「返信がないトピック」一覧で表示されるトピックが0件という状態を達成することができました。

初めてのサポートフォーラムでのコントリビュートだったので、これがどれほどすごいことなのか分からずにいましたが、なかなかにレアなことらしく、会場内の他のテーブルからこの画面を見に来る人が現れるほどでした。

最後の方にはサポートフォーラム担当のチームメンバーが新しいトピックが立つのを定期的にページを更新して待っている状態が出来上がっていました。

まとめと感想

サポートフォーラムでのコメントは誰でも簡単に行えるコントリビュートの1つです。

コントリビュートと言われると難しそうなイメージがどうしても強く敬遠しがちでしたが、今回の体験を機会にコントリビュートへの敷居がグッと低くなりました。

なによりもコントリビュートを続けるコツは「頑張りすぎない」ことというのは他のコントリビュートジャンルにおいても同様だと感じました。

次回、機会があればもう少し踏み込んだコントリビュートジャンルにも挑戦できれば良いなと思います。

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